クライスラー:愛の喜び(弦楽合奏版)
※ソロ:礒 絵里子
1992年、鎌倉芸術館の開館を前に結成された、国内を代表する弦楽奏者による専属アンサンブル「鎌倉芸術館ゾリステン」。
2014年1月の<新春コンサート>では、モーツァルト、グリーグ、武満徹といった弦楽合奏の名曲に加え、普段なかなか聴けない編成の曲をお届けします。
今回の「ゾリステン・リレー・インタビュー」にご登場頂いたのは、鎌倉出身で、昨年1月の公演からメンバーに加入した若手ヴァイオリニスト、小林美樹さん。現在もウィーン私立音楽大学で研鑽を積みながら、国内での演奏活動を並行して行う小林さんに、インタビューを行いました。
Q)いつも和気藹々と仲の良いメンバーの皆さん、リハーサルでも意見がぶつかることがないと、徳永二男さんからお聞きしています。それはなぜだと思いますか?
まだまだ未熟な私が言うのもなんですが、色んな個性がある中でも皆さんが目指している音楽の方向性が最終的にはきっと同じなのだと思います。本番もそうですが、先輩方のご意見を聞きながらのリハーサルはとても勉強になります!
Q)「鎌倉芸術館ゾリステン」は徳永二男さんより、メンバーお一人ずつに参加の呼びかけをして頂きました。お声がかかったときのお気持ちを教えてください。
地元鎌倉でのアンサンブルという事で小さい時から演奏会に来ていて、いつか私も一緒に弾く事が出来たら!と思っていたので、昨年2012年徳永先生より、メンバーにとお声を掛けて頂けた時は本当に嬉しかったです。
Q)次回1月19日、第39回目のプログラムの聴きどころを教えてください。
タルティーニの「悪魔のトリル」という曲のソロを弾かせて頂きます。タルティーニもそうですが、普段あまり演奏される機会が少ない弦楽合奏版で、色々な曲を素晴らしいサウンドでお届けします。
Q)ゾリステン・ファンの皆様にひとことお願いいたします。
鎌倉でしか聴く事が出来ないこの贅沢なアンサンブル。地元での演奏会を私自身、毎回とても楽しみにしています。是非お聴き下さい!
ヴィルトゥオーゾが奏でる芳醇な音色、幅広い弦楽アンサンブルの数々を、どうぞお楽しみください。
昨年20周年を迎えた鎌倉芸術館ゾリステンですが、また新たな気持ちで、新春コンサートをお届けしたいと思います。
今回のコンサートでは、モーツアルト、グリーク、武満徹といった弦楽合奏の名曲に加え、普段なかなか聴けない編成の曲を演奏します。
小林美樹さんのソロによるタルティーニ「悪魔のトリル」は、本来はピアノと演奏しますが、今回は弦楽合奏にて、また最後のベートーベンの弦楽四重奏曲も、マーラー編曲による弦楽合奏版でお聴き頂きます。バラエティにとんだプログラムを、お楽しみ下さい。
鎌倉芸術館ゾリステン
徳永二男