鎌倉芸術館

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「最高にハッピーなクリスマスを!」
小曽根真 独占インタビュー

昨年、NHK交響楽団との共演で大きな反響を呼んだ小曽根真が、この冬、ラテン・ジャズ界伝説の巨匠と新鋭ドラマー、そしてトランペットの岡崎好朗を交えて、最高にハッピーなクリスマスをお届けします。さらに小曽根氏は、自身の原点でもある「ハモンド・オルガン」を演奏するとの情報も。小曽根氏に公演に向けての意気込みをたっぷりと伺いました。今年のクリスマスが待ちきれません!

─いまだ記憶に新しい昨年7月、鎌倉芸術館での井上道義指揮/NHK交響楽団との共演。ご自身の感想はいかがでしたか?


 「楽しかった!」の一言に尽きますね。モーツァルトの世界感を壊さずに、いかに今の時代に生きる自分なりの表現をし得るか、道義さんが指揮するN響という、最高の皆さんの胸を借りて存分に楽しんで演奏することができました。音楽は「楽しい」「心地よい」もそうですが、「辛い」「悲しい」というような陰の部分も含め“共鳴”するものですから、お客様にも共感してもらえたのはとても嬉しいことです。それに、本当に良い演奏をしているときは、自分でも「ここ、すごく綺麗だよね!」「今のいい音だ!」というように客観的に自分を俯瞰できるもので、そういうときには、演奏家も観客もすべてが高みに連れて行かれるような感覚があります。音楽が、皆を一緒に「旅」へと連れて行ってくれますよね。

─クリスマスに開催する「ラテン・ジャズ・ライヴ」の共演者について、またコンセプトやポイントを教えてください。

 パキートとは、1986年以来の付き合いです。僕がニューヨークのブルーノートに初めて出演したとき、彼のグループと連日同じステージが続き、別々の出演であったにも関わらず最終日にはセッションするまでに意気投合していました。その後、レコーディングやツアーで何度も一緒に演奏する機会があり、僕はラテン音楽を彼から学びましたね。パキートは、出てくるだけで幸せな空気になる、本当に優しくて、みんなを幸せにしたいという想いに溢れた人です。またデニスは、繊細で美しいドラムを聴かせてくれますが、彼の凄い所は、スウィングからラテンからボサ・ノヴァ…あらゆるジャンルを操り、そのどれをとっても的確で上手いこと。こんな人はなかなかいません。パキートとデニスは、今回が初顔合わせで、ここにさらにビッグバンド「No Name Horses」でも一緒に演奏している素晴らしいトランペット奏者、岡崎好朗も加わることになりました!日本、キューバ(パキート)、ドイツ(デニス)、国籍の違うメンバーがアメリカのジャズを演奏する。こんな機会は滅多にありませんし、ジャズを介していかに世界がつながっているか、おわかりいただけると思います。
 また今回僕は、自分の原点とも言えるハモンド・オルガンも演奏します。この楽器はもともと、電気時計の発明者でもあるローレンス・ハモンドが開発した精密機器でした。その後、技術の進歩に沿い、ハモンド・オルガンも進化したのですが、弾いた感覚も音の立ち上がりも、昔弾いていた楽器とどうも違って長い間満足できずにいました。そんなときに、ハモンド・スズキから出た昔の楽器の構造と原理を見事に再現した楽器に出会い「これは!」ということで、また弾くきっかけとなりました。ただ、演奏会で本格的にオルガンを弾くのは35年ぶりくらい。足鍵盤もあるので、現在トレーニングで全身を鍛えています。鎌倉の坂で毎日ダッシュしてます!
 ラテン音楽は、乾いた感じで陽気だけど、ただただ騒いで楽しいというのではなくて、ちょっと切ない、人生の浪花節のような部分もある“人間くさい”音楽だと思います。リズムも気持ち良いし、血が騒ぐようなラテン音楽を全身で感じて、心の底からハッピーなクリスマスを過ごしてもらえたらと思っています。

─12月の公演に向けて、皆様へメッセージをお願いします。

 クラシックもジャズも特別なものではなく、みんなのもの。固定観念や、批判的な考えではなく、目の前で繰り広げられる生のステージをもっと素直に観て聴いて「生きててよかった!」という“エネルギーのエクスチェンジ”を皆さんにも感じてもらいたいです。僕たちも精魂込めて演奏します。是非、元気になりに来てください!!

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